部屋中が毎日いい香りに包まれていると嬉しいですよね。一つの植物の単調な香りであることも心躍る瞬間ではありますが、もしもそれが何種類か合わさることでさらに夢心地になれるとしたらどうでしょう。
今回は「アロマオイルのブレンド」のお話をしましょう。ブレンドと聞くと難しそうだなと考え込んでしまいそうですが、全くそんなことはないのでご安心を。
それでは今回もリラックスしてお付き合いくださいませ。
どんなアロマオイルを選べばいい? ブレンドをする際に考えていること
何種類かアロマオイルを持っているからブレンドをしよう! うーん、でも何を選べばいいのか分からない…たくさんブレンドすると臭くなりそうだし…
という方へ私が普段アロマオイルをブレンドする際に考えていることをお話します。
1:アロマオイルの効能でブレンドするものを選ぶ
心身の不調などがある時にはお薬が飲めないためアロマオイルの力を借りています。
「効能」は植物の持っている芳香成分により決められ、自身の不調に適したアロマオイルを選ぶ必要があります。
例えば、頭痛、腹痛、月経のトラブルなどのカラダの不調はもちろん、鬱々とする時や不安な時などのココロの不調にもアロマオイルは大活躍です!
2:アロマオイルの香りでブレンドするものを選ぶ
様々な不調によっても選ぶことができますが、やはり「フィーリング」も非常に大切な選ぶ基準となります(大半がそうですし、人間は本能的に自分のカラダに今必要な物を選択できる力があります)。
「いい香り!!」と思うアロマオイルをブレンドすることは至福の一時です。また、選択するものは日々異なっていたりしますので、そこから先ほどもお話した「不調や何を欲しているのか」を知ることもできます。
私は占いのように思いながら手に取っては後で自らが欲しているものを調べたりしています。
アロマオイルはそのままでいいの? ブレンドには希釈濃度も頭に入れて
さて、アロマオイルたちをブレンドする際に果たして、アロマオイルのブレンドをそのまま使用してもいいの? という疑問も出てくるかなと思います。
ずばり、ブレンドは使用する目的によって希釈濃度を変えます。このことを頭に入れてブレンドする必要があります。
- 肌への塗布(フェイス)…約1%
- 肌への塗布(ボディー)…〜約5%
- 芳香浴…ディフューザーの種類にもよりますが、精油2〜5滴程度
ほんの少しの例ではありますがご参考までに。塗布する場所によって異なり、ボディーでも局所、全身に使用するのではまた異なってきます(ex:局所…約5%、全身…約1%)。
安心安全に使用するにはこれくらいの希釈濃度がいいでしょう。ですが、メディカルアロマ分野ではもっと濃度を上げて使用しているレシピもあり、これらは専門家に相談することをオススメします(10%濃度で〜と授業で言われた時には目がまん丸になりました!)。
アロマオイル選びにどうしても迷ったら? シンプルなブレンドレシピたち
アロマオイルのブレンドについての最後の締めくくりは「ブレンドレシピ」です。大雑把な私でも普段から活用しているとってもシンプルなレシピを幾つかご紹介していきますね。
アロマオイルのブレンドレシピ
風邪(芳香)
ユーカリ・ラディアタ 1滴
ペパーミント 1滴
レモン 2滴
月経前のトラブルに(お腹や踵辺りに塗布)
クラリーセージ 1滴
ゼラニウム 2滴
サイプレス 1滴
キャリアオイル10ml
不眠(芳香)
ラヴィンツァラ 2滴
プチグレン 1滴
ラベンダー・アングスティフォリア 1滴
香りの強さには好みもありますので、先ほどの濃度のお話を参考にアレンジしてみてくださいね。
もちろん、風邪や不眠のブレンドレシピをキャリアオイルで適正な濃度にして塗布するのも◎。
特に風邪の際には胸の辺りに、不眠の際には手首に塗布するといい香りが漂ってきてリラックスできますよ。
アロマオイルのブレンドについてのまとめ
*アロマオイルのブレンドをする際に何を選ぶか。私が普段から考えていることはアロマオイルの「効能」と「香り」それだけです。
*安心安全にアロマオイルをブレンドするためには「希釈濃度」を頭に入れておきましょう。
*風邪や月経前のトラブルにどうぞ。とってもシンプルなアロマオイルのブレンドレシピをご紹介。
アロマオイルのブレンドは気軽にフィーリングでやっていくと、新しい発見の連続です。毎回、何をブレンドしたかをメモして後から見直すのが私は好きです。
アロマオイルを幾つか持っているけどまだブレンドをしたことがない方、今日からアロマオイルのブレンドをしてみませんか。