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アロマテラピーは、月経痛や月経不順などをはじめとする女性ならではのトラブルやその回避のためにも役に立ってくれます(私はここのところの不調を何とかしたい! と腹部に塗布したりしています)。

今回は月経トラブルのお話ではなくて「妊娠中の精油」についてのお話です。

妊娠中も様々な不調がありますが、お薬は…でも何とかしたい! ということはあると思います。ココロやカラダに優しい精油のことを知っていると快適に過ごせるかもしれませんよ。

精油の使用は絶対にNGではない! 妊娠中でも楽しめる精油のご紹介

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妊娠中のアロマテラピーはNG? ではなくて、精油の使用は安心安全に使用したら「絶対にダメ」ではないんです。しかしながら注意したい精油もあります。ここでは妊娠中でも楽しめる精油をご紹介しましょう。

妊娠中でも楽しめる精油

  • ラベンダー・アングスティフォリア
  • グレープフルーツ
  • レモン
  • ローズ・ウッド
  • ティトゥリー

…など。精油の成分は体内に吸収されるため胎盤を経由してお腹にいる赤ちゃんにも吸収されることも考えられますので、十分に気をつけながら使用して楽しみましょう。

また、安定期に入るまではできるだけ低濃度(1%程度)での「芳香浴」をオススメします。

続いては「なぜ妊娠中の精油の使用を注意しなければならないか」ということについて少しだけ詳しくお話をしますよ!!

妊娠中の使用には注意が必要なの…? その理由は精油の作用にある

それでは、なぜ妊娠中の精油使用に注意しなければならないかと言うと『精油には「通経作用(月経を引き起こす)」や「エストロゲン様作用(女性ホルモンであるエストロゲンのような働きを起こす作用)」と言った作用』があるためです。

これらの作用を持つ精油を芳香成分と共に以下に挙げてみると…

通経作用のある精油(芳香成分と芳香成分類の作用)

  • クローブ(オイゲノール)
  • サイプレス(マノオール)
  • ペパーミント(ケトン類の流産惹起作用)
  • ローズマリー・カンファー(ケトン類の流産惹起作用)

エストロゲン作用

  • アニス、フェンネル(trans-アネトール)
  • クラリーセージ(スクラレオール)
  • ニアウリ・シネオール(ビリディフロロール)
  • サイプレス(マノオール)

と他にも存在しますが、結構あるんですよね。月経のトラブルにはクラリーセージを用いたり、サイプレスは月経後のむくみなどに使用します。

しかし妊娠中には不向きな精油…むむむ…! と考えちゃうこともありますが、赤ちゃんのために気をつけて安全に精油を使用しましょう。



妊娠中の腰痛やむくみが辛い安定期以降の簡単トリートメント

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お腹が大きくなるに連れ、腰痛やむくみが悩みの種…なんてことはありませんか? 妊娠も安定期(5ヶ月以降)辺りからは濃度や先ほど挙げたような精油に注意してトリートメントも取り入れても良いでしょう。

妊娠中の腰痛やむくみに

ラベンダー・アングスティフォリアとキャリアオイルで1%濃度にして、ふくらはぎから臀部の辺りまで優しく擦るようにトリートメントをしてみましょう。ラベンダー・アングスティフォリアは鎮痛作用や血行促進にも◎。

トリートメントをする際、踵などには子宮の反射区がありますので刺激はしないようにしましょう(トリートメントなどで不安を感じる際もお医者さんに相談してからが一番安心ですよね)。

妊娠中の精油についてのまとめ

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*妊娠中の精油の使用は絶対にNGではありません。ラベンダー・アングスティフォリアなど妊娠中でも楽しめる精油たちのご紹介。

*精油には「通経作用」や「エストロゲン様作用」はあります。妊娠中に気をつけたい精油を知り、使用には注意しましょう。

*安定期に入ったらお腹が大きくなるに連れての腰痛やむくみには簡単なトリートメントを。

妊娠中の精油についてお話しましたが、いかがでしたか? 何気なく楽しんでいることも妊娠中となると、少しばかり使い方が変わってきます。

でも心身ともに急激に変化する時だからこそ、リラックスもしたい! そんな時にぜひ植物たちに力を与えてもらい、可愛い赤ちゃんを待ちましょう。